自転車はなぜ倒れないか

どういう共時性なのか、この記事を読む直前に自転車を走らせながらふと気になってしまい、角運動量(ベクトル)の保存が原因だったと思い出して納得したところだった。

自転車が倒れない理由って? 定説がくつがえっちゃいました! | ギズモード・ジャパン


記事によるとそもそも他にも理由がつけられていたらしいのだが、そっちは理解出来てない(笑)

角運動量の保存はジャイロ効果であると思われる。

でも否定されていた。


で、記事で引用されている主張は「車輪の角運動量をキャンセルするカウンターをおいても関係なかった」というもので一瞬納得したのだが、コメントを見て「確かに角運動量は系全体ではキャンセルされているけど個々のジャイロが角度の変化に対して反応する力の方向は同じ(変化に逆らう方向)なので、逆に二倍安定するはずではないか?」という気もしてしまった。

ここで問題になるのは、「二つの車輪は真逆の角運動量を持っている」けれど、その二つの車輪が「角度を保つために発する効力」は一致しているというところ…


サイエンスにそんな簡単なミスが載るはずがない…と思ったが、常温核融合騒ぎもあったことを思い出した(笑)



しかし同時に、「だったら系全体での角運動量はどうやって計算するんだ?」という気もするのでよく分からない。角運動量を合計していい条件とはなんなんだろう?(二つの車輪を直接干渉させると両方止まる、というのは確かだが。)


そういう機械(逆回転出来る二つの車輪)がついたものがあれば直感的に理解出来るんだろうけどなぁ。



スピンを押さえるために二枚のローターが逆回転するヘリコプターがあるはずだが、あの辺の設計ではどうなっているのだろう?

ヘリコプター - Wikipedia




ちなみに、「乗り手がバランスを取っているからじゃないの?」というコメントがネタでないとして回答すると、「自転車に乗れる人間は少なくないが、停止中も足をつかないで入れる人間はそうはいない」という現象に対する答えを探している話なのである。