値引きと消費税

いわゆる「ショッピングカート」のシステムを設計中。

特に指示は受けていない(笑)のだが、「値引き販売」などの場合にどのように処理するべきかも想定しておこうとして…ふと悩んだ。


「値引き販売と消費税の関係ってどうなっているの?」


つまり、「1000円のものを100円割引して販売する」という場合に、「1000円は税込みの価格なのか税抜きの価格なのか」「100円割引は税抜き価格から引いて消費税を計算するのか、税金をかけてから100円割り引くのか」という点に悩んでしまった。


http://www.mof.go.jp/jouhou/syuzei/siryou/sougakuhyoji/sougakuhyoji.htm

ちょっと古いのだがこの記載によれば…「その辺は店が決めて良い」って事らしい。

客から見て「割引額が大きく見える」という点においては「税込み価格での割引」にした方が良いんだろう。割引額が5%増しに見える(笑)。割引額と支払額の減少が一致するので、わかりやすいという点についても、こっちなのかも。


でも、「マイナスの価格を持つ商品」として割引を実装しようと検討していたので、この場合は「税抜き価格から割引して消費税をかける」事になりそう。*1この場合「100円割引」すると支払額は「105円」減ってしまう。(消費税が5%の場合。)税込みで100円下がるようにしようとすると、値段が端数になってしまう。しかも、端数が重なると割引額が狂ってしまう可能性すらある。


しかし、税込み価格から割引しようとすると、経理上で消費税額の計算が色々ややこしくなりそうでもある。世の企業はその辺は一体どうしているのであろうか?と悩んでみたりした。

*1:消費税が変わる可能性も考えて、商品情報では価格を税抜きとして設計しているから。