岩波の縁故採用?
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020301001408.html
反対派は「機会の均等」、賛成派は「編集者としての能力」というのが多いようなんだが、そんなたいそうな話ではなく単に、
「岩波が採用しうるたった数名の人々」に「著者や社員の紹介がない」などいうことはあり得ない
ということではなかろうか。
岩波がたった数名採る人間といったら、岩波が取り扱っているような分野の専門知識がある人間だろうし、そういう人間なら専門絡みの研究室にいた人間か、最低でも関係のあった人間のはず。自分の先生か、あるいは先生の知り合いの誰かに紹介状を書いてもらえないなんて事があるはずもない。*1
単純にそういうことだろう。
むしろ「社員の紹介」って価値があるのか?とも思うが、これは元々バイトできていた人とかを雇うのかもしれない。
応募が多いので、わざわざそういう知識が無い人を採用して社内で教育する必要がない、ということでもある。人文系といえば理化学系よりも院生、オーバードクターが食い詰めるところなわけで…紹介状もない人間にその選抜を通り抜けられる可能性はなかろう。
やる気があって、能力があって、専門教育を受けていて、それを証明する推薦状を持ってきた人が採用枠よりたくさん来るというときに、そのうちのどれかが欠けている人が採られるはずもない。
大企業が数百人採る中で、コネだけで入った奴が数十人、とかいうのとは意味が全く違う。
*1:書いてもらえないなら、書いてもらえない理由があるわけで…やっぱり採らないだろう。