欧米、という幻想

グルジアの問題についてのアメリカとEUの対応をみていると、実は両者の方針は違うものです。それに注意していると、ニュース解説の程度が分かるかもしれません。

アメリカとイギリスはNATO主導でこの問題を解決しようとしており、グルジアNATOに入れたいという方針です。一方、独仏率いるEUはこの問題をEU主導で解決するつもりで、グルジアNATOに入れたくありません。

アメリカとイギリスは、EUに対ロシア関係の見直しを迫っています。一方、EUはロシアとつきあっていきたい方針です。

でも、通り一遍なニュースではその辺のところを押さえてくれないようです。


米英、という概念は一応まだ残っているようですね(笑)