幸福について

はてなのトップページでリストされていたので、読まなくていいものを読んでしまった。
就職したらデスマーチな会社で、社内でいじめとかもあって、精神を病んで会社を辞めて…といかいうような話。それで、「これは自己責任なのか」とかそういう話につながるらしい。
というか、意外にこの手の話は多いなぁ。


…個人的な考えとしては、「憲法で幸福を希求する権利は保証されていても、幸福になる権利なんてものは保証されていないんだよなぁ」と思う。
「不幸になった/幸福になれないのは自己責任」とかいうのではなく、「運が良くなければ幸福になんてなれない」ということなんだろう。つまり、誰のせいでもない。


むしろ、「誰でも必ず幸福になれるはずである」という幻想が問題なのか。(こう書くと、どこの詐欺的新興宗教の売り文句かと思うが。)


あと、自分の身を守るために法律を使用するという、近世以降庶民に許されるようになった方法を活用することぐらいか。サービス残業させられそうになったら労働基準監督署をちらつかせるとか。


最後に、「政治が悪い」「社会が悪い」のもやっぱり「自己責任」です。特に政治については「国民主権」で「普通選挙」な訳ですから、間違いなく自己責任です。別に「政治活動」する必要はないので、とりあえず投票ぐらいは行っておきましょう。「白日作戦」とかでも(笑)
社会についても、自分自身が社会の一員なんですよねぇ、残念ながら。これは具体的な行動策が何もないのが辛い。


とか書いていると、自分の人生観がやけにブラックに思えてくる(笑)