メールの書き方 全文引用禁止

ビジネス系のメールでは、「全文引用」して返答するのが一般的とされているらしく、仕事で来るメール(幸いにもほぼ全て転送かCC、BCCだけだが)もそういうカタチできているものが大半である。
だがはっきり言って、そういうメールは「メールの内容がさっぱり分からないことが多い」。
全文を引用しているからということだろうが、メールの内容についてのまとめが一切無い。
そもそも全文を引用するのは「言った言わないの齟齬を回避するため」と聞いたことがあるが、そういう末節な事柄にこだわる前に、そもそも内容自体がすれ違っている感じがするものが多い。
メールの内容を自分の言葉でまとめ直すことで「自分がメールをどう解釈しているか」ということを伝えていないので、誤解が発生していてもそれがなかなか表面化していかない感じがある。
それ以上に話の最後の方になって話を振られる立場では「この無意味に長ったらしいメールを最初から順を追って読めと?」という徒労感におそわれる(笑)
古き時代のメーリングリストニュースグループの基本作法は「無意味な全文引用禁止」だった。
全く意味は違う*1が、今でも「全文引用は禁止」していきたい。

*1:元々は通信コストの問題が大きかったと思われる