パンズ・ラビリンス

宣伝のビラを読んで、「何だ、普通の子供向けか」と思っておこうとした最後の瞬間、「ダーク・ファンタジー」という紹介で終わっているのを見て目を疑った。
「あなたは魔法の国の王女の生まれ変わり、三つの試練を乗り越えれば国に戻れますよ」という定番の設定なのだが、そもそも舞台は「スペイン内戦」。主人公は再婚した母(臨月)と共に政府軍(独裁政権側)の大尉がゲリラを攻めるために構えた拠点にやってくるところで始まり、現実パートではゲリラ狩りとか捕虜の拷問とかが行われていたりする世界の暗さ。
ちなみに、PG-12指定。多分、拷問シーンとかがあまりに痛そうなせいだろう。