発達障害

http://sankei.jp.msn.com/life/news/120110/bdy12011008220005-n1.htm

コメントを読んで、そういえばこの記事が「治る」ような書き方をしているということに気付いた。

先天的脳障害が原因の場合、治るのではなく「適応できる」ようになるだけなのであって、その差は大きいという話がある。


コンピューターで言うと、「GPUがないのでCPUで描画を処理するように組み替える」みたいなもので、「精神的な負荷が常人より非常に大きい」という話がある。(歩く代わりに車いすに乗る、ともいえる。)

Lamo氏は病院から与えられた薬によって、人間関係に良い変化があったと述べる。「以前、知らない人と話すのは非常に難しい事だった」とLamo氏は述べる。「頭のなかでスクリプトして、”普通の行動”を非常に意識的に行なっていた。基本的に、人間がどのように行動するかを学ばなければならなかった」
「以前は誰かと話すときに、緊張を破る必要があった。いまはそれを感じない。ただ話すだけだ、自然な機能のように」

アスペルガー症候群とハッカー:中年での診断が増加|WIRED.jp


適応するというのは「”普通の行動”を非常に意識的に行なえるようになる」ということだと思われる。


あとこの記事に「コンピューター技術者(ハッカー、ゲーム中毒)とアスペルガー症候群の正の相関」というのが出てくるが、それはつまり症状に付随する「適性」とそれぞれの要素の「適性」が一致するからだろう。