確率モデルの選択2

Wikipediaによると、ロシアンルーレットには「順番式」と「ランダム式」がある、という。最初に一度シリンダーを回した後、次々と引き金を引いていくのが順番式、引き金を引く前に必ずシリンダーを回し直すのがランダム式だそうだ。


さて、「ランダム式ロシアンルーレット」にはモデル化できない事象がある。それは、「一定回数試行後に生起確率が1になる」ような事象だ。これは「弾が出ない確率はいつまでも残る」ので、原理的にモデル化できない。


逆に、「順番式ロシアンルーレット」は「その試行を無限に繰り返せる可能性がある」事柄はモデル化できない。

(どちらも、色々手を入れて区間をつないだりすればどうにかなるだろうけど。)


つまり、それぞれのモデルには明白な向き不向きがある、というわけか。

問題
ある交差点で30日間に交通事故が起こる可能性は87%である。
一日に交通事故が起きる可能性はいくらか?
季節要因などはないものとする。