続・リビジョニスト問題
tanakanews.comの記事元を見て、「欧州議会のフランス人の極右議員」というのがより正確には「欧州議会のフランス人の"超大物"*1極右議員」であったことを知った。ついでに、同様の別の発言*2でも裁判になっていることを知った。
極右、と表現されると反射的にひいてしまうが*3元々大学の法学者で逮捕された発言内容も十分理性的だった。
以下がその発言内容。
(上記Wikipediaからの孫引き)
今やまともな歴史家でニュルンベルク裁判の結論を全面的に認めるものはいない。*4強制収容所があったことを私は疑問に付すものではないが、死者の数について歴史家が議論できてもいいはずだ。ガス室の存在についていえば、どういう判断をするかはそれぞれの歴史家の自由だ。
(tanakanews.comの記事元*5)
Speaking in Lyon, France, in October 2004, Gollnisch said: "I do not deny the existence of deadly gas chambers. But I'm not a specialist on this issue, and I think we have to let the historians debate it."
He did not contest the "hundreds of thousands, the millions of deaths" during the Holocaust, but added: "As to the way those people died, a debate should take place."
http://www.ejpress.org/article/news/4327
後者の発言について、より正確には、「ガス室の存在を前提」というよりは、「ガス室の否定については留保」という立場なのかもしれません。
どちらにしても「議論する事すら許さないのはおかしい」と言うことでしょうね。
これを規定しているのが「ゲソー法」(「歴史記憶法」のひとつ)という法律であることを知って検索すると、こんなページがひっかかりました。
書かれている意見はともかく、末尾に書かれている「グローバリズム・アンチ・セミティズム・レビュー・アクト(全世界反ユダヤレビュー法)」の条項を見てかなり世の中がいやになりました。