グルジア

ミリタリー系のサイトを見ていると、こういう意見があった。

  1. グルジア軍の装備近代化は未だ歩兵用装備の段階で、戦車等の兵器には及んでいない。
  2. 南オセチアは人口が少なく、州都も小さい。さらに、最近の紛争激化で避難が進んでいたので深夜の攻撃でも死傷者は少ないのではないか。


一つ目については「大規模攻撃を仕掛けた理由」として納得できるのでそう思っていたのですが、そのあたりのサイトでは「続いていた散発的な紛争で完全に負けかけていたのでやってしまった」という説が強かった。・・・って、さらに勝機の低い話なんですが。


二つ目の話は、ロシア側の一番有利な手札がなくなるので結構重要なのかも。

これに対しロシア軍は同日夜、中部のゴリから進軍し、首都トビリシから約50キロの地点まで迫った。ロイター通信などは戦車などの進軍を確認したと報じた。

経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版

ニュースはいくつかあるけど、たぶん同一ソースなので実体は不明。停戦に調印していない以上、あり得ることはあり得る。グルジア側も「停戦合意はなくなった」とか言っていたし。(その割にはその後で調印しているが。)


すでに引くタイミングを逸したというのがあらかたの見方なので、本当に進軍しているとすると、「毒を食らわば皿まで。」かもしれなくて先行きが暗い。
まぁ、元々「ツヒンバリからトリビシまでが異常に近い」らしいのですが。ゴリからほとんど動いていないのかも。