マスコミという幻想?

絶賛廉売中らしいMGS4の冒頭近くで、「国際世論という幻想も機能しなくなった」という台詞がありますが、こういうのが続くとそうなるんでしょうね。いや、すでに終わりが始まっているのか・・・

「西側のテレビはツヒンバリで何が起きたかを映さなかった。ようやく今になっていくらか破壊の映像が出始めた。私にはこれが入念に準備された計画のように見える。結果がどうなろうと、ロシアに責めを負わせたいのだ」と語った。

(略)

これに対し、同じ番組に出演したグルジアのサーカシビリ大統領は、ゴルバチョフ氏が「うそと偽りを正当化するため」テレビを利用していることに「深いショックを受けた」と反論している。

http://www.cnn.co.jp/world/CNN200808150010.html

理性的現代人としては、「他社を通じてもたらせれる情報は事実ではなく一定の見方によって切り取られた事実の断片でしかない」という諦念を持って報道に接しなければならないのでしょうね。そうでなければ「一定の見方」に惑わされてしまう。


その点でいうと、「事実としての報道」よりも「一つの意見としてのニュース解説」の方が素直にみることができる訳でしょうか。(今度は思考停止の罠がありますが、この罠は明白である点で却って危険が小さいかもしれない。)


それと、個人的にはゴルバチョフソ連を理想的な状態にしたかったのであって、ソ連を崩壊させたかったわけではないと思っているのですが、どうなんでしょう?


ちなみにMSG4のネタは「軍事プロバイダー」で、「軍事プロバイダーの総戦力が米軍の戦力を上回っている世界」なのですが、こんなニュースが。

2003年に踏み切ったイラク軍事作戦の最初の4年間で米政府が契約業者に支払った金額は約850億ドル(約9兆3千億円)に達し、湾岸戦争やバルカン紛争など近年の軍事作戦と比べ最高額になっているとの報告書を出した。

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200808130024.html

日本の国防総予算より高いんじゃないですかね。