私的録画補償金

「デジタル放送専用録画機は補償金制度の対象外」、知財高裁が補償金問題の判決 | 日経 xTECH(クロステック)

そもそもこの制度って「デジタルコピーは何世代複製しても劣化しないので問題だ」という経緯で作られたものであるはずだから、「コピーの数が限定された」機械が対象外となるのが当然と思うのだが。


あと、

補償金制度の対象となる特定機器が、メーカーを含む大方の合意が得られるかどうかで決まるというのは、あいまい過ぎる。

という発言を見て、「全ての契約は双方の合意がなければ成立しないに決まっているだろう」と突っ込みたくなった。ちなみに、明記されていない事項についての双方の認識も当然推定できるなら民法上は有効であると聞く。



結局『津田大介氏「SARVHの東芝訴訟は補償金制度を崩壊させる」 -INTERNET Watch Watch』という指摘が現実になった状態。

あとこれをもう一度読むまですっかり忘れていたが、メーカーはそもそも補償金の回収に「協力している」だけなんだよな…



それと、「払わなかった初めての例」が東芝であったような気がするのだが、他のメーカーは現在どうしているのだろうか?と思って調べてみるとこんな一文が。

東芝だけでなくパナソニックソニーも補償金納付を拒んでおり、他メーカーにも追随の動きが広がっている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111222-OYT1T01090.htm