電子書籍市場

よく「日本の電子書籍市場はアメリカより遅れている」という意見を目にするのだが…

ただし、電子書籍の売上げは今のところ、一般の本の売上げと比べるとごく一部でしかない。『Publisher’s Weekly』が2009年4月に出したレポートでは、2009年の電子書籍の売上げはわずか8100万ドルほどとされていた。(略)これらを含めると、2009年の本の市場全体は350億ドルになる、と Publisher’s Weeklyは見積もっていた。

http://wiredvision.jp/news/201007/2010072123.html

なお、電子書籍市場は(略)米国と同様に新刊本やベストセラー本の電子書籍化が進む契機が訪れていると指摘。市場規模の予測は、2010年が631億円(2009年比 19.3%増)、2014年が3000億円(同467.1%増)と予測している。

2014年電子書籍市場は3000億円、2009年比で467.1%増 -INTERNET Watch Watch

冷静に額を比べると、日本の電子書籍市場がアメリカより既に遙かに大きいことがよく分かる。


まぁ、これは同時に「ガラパゴス」という指摘を受けるには値するのだが(笑)


しかしながらよく目にする「今更ガラパゴスな仕様を作るな」というのは的外れで、既に仕様は存在するするし、その仕様を棄てられないだけの経済的動機が存在するというのが正しいだろう。