国連の行方

9月16日、ニューヨークのウォール街で大手金融機関が連続破綻し、経済に関するアメリカ中心体制の崩壊が始まった日、ウォール街から6キロほど離れた国連本部では、政治に関するアメリカ中心体制の崩壊を宣言するかのような、国連総会の新議長の演説が行われた。

この日、国連では年次総会が開始され、ニカラグアのミゲル・デスコト・ブロックマン元外相(Miguel d'Escoto Brockmann)が、総会議長に選任された。ブロックマンは就任演説で「安保理事会の中には、戦争中毒の国(アメリカ)がおり、世界の平和と安全を脅かしている」「(米軍のイラク)侵攻によって120万人もの人々が殺された」と、アメリカを酷評した。

国連を乗っ取る反米諸国

へー。
麻生新総理の「国連か、日米同盟か」がこの辺を視野に入れたものなら、印象が変わってきますね。


その後、コソボ独立の正当性について、決議をとると決めたそうだ。

【10月9日 AFP】国連総会(UN General Assembly)で8日、コソボセルビアからの一方的分離独立が「国際法に従っている」かどうかについて、国際司法裁判所(International Court of Justice、ICJ)に判断を要請する決議案を採択した。

同決議案はセルビアが提出し、加盟192か国の投票で賛成77票、棄権74票、反対6票で採択された。

コソボ独立、国際司法裁判所が判断へ 国連総会で決議案採択 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

そして予定通りに国際司法裁判所に掛けられることに。
まぁ、これが違法となると、南オセチアの独立も違法になる可能性が高いと思うんですが。
でも、個人的には「元の国が同意しなければ独立できない」というのは何かおかしいと思う。(思想がリベラルすぎるか?)


しかしまぁ、恐るべき量の「棄権」が目を引きます。