サーバー室

冬のサーバー室はあつい。隣の部屋の我々は寒い思いをしているのに、サーバー室ではクーラーが動いている*1。窓を開けたり、扉を開け放ったり出来ないのが主な理由だ。
でも考えると、「熱が高い方から低い方へ移動すればいい」のだから、何もクーラーとかで電気を使わなくても熱交換さえ可能ならいいのではないか?例えばヒートパイプとか?
そんなことを考えて調べてみたが、引っかかってくる「ヒートパイプ」はCPU冷却用とかばかりだった。そうでなくなると今度はキーワード「熱交換」で「工場レベル」(笑)
工場レベルでもヒートパイプは使われるようだから、能力上サーバールームの冷却が出来ない訳じゃないのだろうが、おそらく「温度差が小さすぎて効率的に動かない」ということだろう。

適当なヒートパイプが見つからないので、「冷蔵庫の裏側から引っぺがしてやろうか」とか一瞬考えたが、アレは中にヒートパイプじゃなく中にフロン(代替フロン)を通すのよねぇ。コンプレッサーが動かないと駄目だろう、多分。単に熱の回収のために使えるような気はする*2が。

「非電化冷蔵庫」みたいな考えかたで何かできないものだろうか。「ペットボトル温水器」みたいな程度でも意味があるのかなぁ。これも熱を回収する方法が思いつけないなぁ。

全く、あの熱でスターリングエンジンを回してみたい(笑)。動いた分だけ熱は移動するはずだが、さすがにそれでは冷えないだろうなぁ。スターリングエンジンで発電して、その電気でヒートポンプを動かす廃熱システム・・・温度差が小さくなると発電できなくて勝手に止まる。実現出来たらアイデアが売れそうな「ペーパーウェア」だ。問題は「通常は素直に窓を開けて換気」した方が早いということだが。クリーンルームとか換気の出来ない場所でしか使えない。まぁ、核の冬には使えますが(笑)


関係ないが、見つけて面白かったのはこれ。
電子冷却・ペルチェ・PCM・ファンなど熱対策の解決を提供|日本ブロアー株式会社
http://www.e-oder.com/cgi-bin/cgis/goodslist.cgi?this_num_genre=&genre_id=00000014

「7度で溶ける」に始まり「24度」「32度」「48度」と続く。短時間だけ許容温度を超過するようなシステムなら、これで熱を吸収してやり過ごせるかもしれない。
うちのサーバーはじんわりあついので駄目だが。

*1:だからブレードにして台数を減らそうと(笑)

*2:ヒートシンクとかフィンとかの代わり