牛肉輸入規制緩和要求

http://www.asahi.com/business/update/0112/092.html
ちょっと古い話になってしまうが、書いていなかったので。
このニュースを目にしたのは携帯のヘッドライン・ニュースだったが、一目見てなにも問題が分かっていない要求だと思った。今アメリカ牛を買わない消費者は、アメリカ業者の誠実さを疑っているのであろうから、「規制緩和」されたらさらに買わなくなるのではないだろうか。少なくとも私は買わない。
既にこのニュースが流れた時点でアメリカ牛肉に対する信頼度がさらに下がった。おそらく業界からそういう圧力があっての要求と思われるので、そういう雰囲気の業界内で日本側の定めた基準が誠実に履行されるとは考えにくいからだ。
この文章を書くために改めて緩和要求の内容を確認してみると、「出荷する牛の週齢上限をあげろ」という内容だったとのこと。確実に信頼性が下がる内容だ。それに対する農林水産省の返答は「食の安全」「消費者の納得」。この問題についてはお役所も妙に歯切れがいい(笑)。国内産業振興というオマケがあるからなのだろうか?とも勘ぐってしまう(笑)が、おおむね好感。
実際のところ伸びているのはオーストラリア牛らしいが。