SQL Expressのマニュアル

それなりに高機能であるらしいSQL Expressをいじってみようかと思った。というか、いつ入れたのかも忘れたC++ Expressと一緒に入っていたから、検証してみようと思っただけなのだが・・・つ、使いにくい。ひょっとして、Visual C++ Expressでプログラムを書いてアクセスした方が使いやすいのではなかろうか(笑)
まず接続しようとしてかなり躓いた。何しろ、直接接続するためのユーティリティーといったら、sqlcmdしかなかったのでこれを使ったのだが、これがPostgreSQLのコンソールアプリよりも使いにくい。というか、マニュアルが意味不明。エラーメッセージも意味不明。結局「SQLが名前付きインスタンスにインストールされている場合・・・」というのに該当していたのだが、インストール時になにもしなかったらこうなっていたようである。サーバーリストを表示する引数を利用してその「名前」を得なければならなかった。
GUIのある「構成マネージャー」にも「名前付きインスタンスの名前」について明示的な表示はない。どうやら、「サービスの起動時のパラメータ」で決まっているようだが、何処で変更するのやらさっぱり分からない。
接続が可能になった後の見通しもかなり悪い。使用可能なキーワードが分からないのでさっぱりだった。たとえばpsqlではデータベースへの接続にconnectを使うが、sqlcmdではUseを使う。ひょっとしたらUseの方がSQLの正規のキーワードなのかもしれないが・・・。
その辺はまあいいとしても、Select文を書いてみたときの結果はさらに異常だった。
カラムが二つしかないテーブルを作って検索したのに、結果の表示には膨大なスペースがついて返ってくる。どうやらデータ型textを指定したのがいけなかったらしい。で、マニュアルに戻るわけだが・・・データ型の説明は一体何処?
結局見つけられなかったので検索してみると、他のSQLコマンドの説明の中に埋もれていた。・・・いや、言語リファレンスとしてそれはあり得ないだろう?それぞれのデータ型についての項目が埋もれているのは分からなくもないが、データ型の一覧がコマンドに埋もれているのは明らかに使いにくい。
まぁ、「デバッグ環境用」とか、「エンドユーザ環境用」とおもえば使いやすくしておく必要はないということなのか。JavaVMをコマンドラインで操作しようと思ったことはないのと同じか?